こんにちは!宇土歯科医院の受付宇土です。
今週火曜は診療時間終了後に、歯科衛生士の希望者たちで「居残りの会」を開催しました。
知識や技術の向上のための自主勉強会のようなものです(^▽^)/
今回はスケーラーという器具の研ぎ方(シャープニング)について特訓しました。
歯医者さんで歯科検診を受けていると、必ずと言ってよいほど最後の仕上げとして歯石の除去をしてもらいますよね。
歯石がこびりついていて、舌で歯と歯のすき間を感じられなかった前歯の裏側も、歯石の除去をしてもらうと途端にすっきり!
いつもきれいなお口にしてくれるあの歯石除去ですが、この「スケーラー」という歯石除去専用の器具を使っているんです。
スケーラーの先端である刃はずっと使用していると、少しずつ切れ味が悪くなってきます。
切れ味が悪くなったスケーラーで歯石を取ろうとすると、うまく力が入らずピンポイントでアプローチすることが難しくなったり、
不必要な力をかけすぎることにより、歯や歯ぐきなどをきずつけてしまったり…ということがでてきます。
それを改善するために行うのが『シャープニング』という作業!
専用の砥石で刃の部分を研ぎ、もとの切れ味を取り戻します。
歯科衛生士や歯科医師にとってスケーラーは
料理人の包丁や
美容師のハサミ
武士の刀 といったところでしょうか?
当院では歯石取りに使用したキュレットなどの器具は、その切れ味を維持し、
効率的で患者さまにできるだけ負担の少ない歯石取りを行うために、毎回使用後はシャープニングを行っています。
包丁を上手に研ぐのが難しいのと同様に、スケーラーを上手にシャープニングするのにもトレーニングが必要です。
今回の居残り会ではみんなで基本に立ち返り、学びを深めることができました!
これからも居残りの会や院内研修で、自分たちの技術・知識を向上し、
少しでも患者さんのお口の健康に役立てるように精進してまいります!